ごあいさつ

日頃から組合諸活動に対し、多大なるご理解とご協力を頂き、心より御礼申し上げます。 この度、組合員の皆様とそのご家族様へ幅広く組合活動を知っていただくために組合ホームページを立ち上げました。

現在、自動車産業を取り巻く環境は、半導体不足の影響は継続する見込みではあるものの、生産自体は回復傾向であります。しかしながら、物価上昇/燃料費高騰や輸送業界における24年問題など、依然として先行きの不透明さは払拭しきれていないため、今後の動向には引き続き注視が必要です。
また、人手不足は回復傾向にある自動車産業にとって大きな問題であり、人材の確保は労使にとって喫緊の課題となっており、労使一体となった取り組みが必要不可欠な状況です。

私たち労使が果たすべき役割は、三五グループが「選ばれる企業」となることです。そのためにも、三互労働組合としては、引き続き『三五グループの魅力向上・エンゲージメント向上』について、経営のカウンターパートとしての機能を発揮し、さらにその取り組みを進化させ、持続的に成長させていく必要があります。

第63期は、新型コロナウイルス感染拡大は落ち着きを見せたものの、依然としてその影響は大きく、活動に制限を設ける必要がありました。しかし、2023年5月から5類移行に伴い、世の中の活動が大きく動き始めました。
約3年間のコロナ禍で失ったもの・得たものは多くありましたが、特に組合員との職場集会やトーク活動・各種イベントの自粛を余儀なくされ、職場のコミュニケーション機能の低下を招き、人間関係が希薄になってしまったと考えます。
更に、働き方・組合員個々のニーズの多様化が加速し、労使ともにその変化への対応に苦慮することも多々ありました。

第64期においては、そうした失いつつあるものを取り戻すべく「新しい労働運動(働き方や個々のニーズの多様化に沿った運動)」を模索し、実行に移してまいります。
更に、2024年4月よりスタートする「新人事/処遇制度・年休カットゼロ運動」は三五にとって歴史的な分岐点となります。
円滑な運営に向けて、労使にとって非常に重要な年となるため、これまで以上に組合員の皆様の声を丁寧に吸い上げ、関係部署と真摯な議論を重ね、労働組合としての役割を果たしてまいります。

第64期は特に下記2点を考え方の大きな柱とします。

【1点目】

『感謝する気持ち』を基軸とした労働運動の推進

【2点目】

『働きやすい職場から《働きたい》と思える職場づくり』の推進

こうした考え方のもと、第64期においても
明るく・楽しく・前向きに!! ~笑顔と元気を引き出していこう!~
をスローガンとし、 『選ばれる三五の実現』・『世の中の変化に対応できる組織の実現』に向けて、全力で取り組んでまいります。

最後に、引き続き労働組合諸活動に対するご理解とご協力をお願い申し上げると共に、組合員みなさんとご家族のご健勝をお祈りいたします。

三互労働組合
中央執行委員長 高木 生善